空気を止めない

空気が流れる経路を考える

パワーボードなどの通気工法について
外壁通気工法は、サイディングだけでなく、外断熱工法、合板にモルタル壁などでも施工可能です。サイディングはメーカー自身が通気工法を標準工法として推奨しています。

ただし、タイルの外壁やパワーボードなどのALC外壁には、外壁通気工法はあまり採用されていません。ほとんどの場合、通気層を設けない方法の施工方法を採用しています。

建物の形態と経路

外壁通気工法は様々な建物の形状・形態に合わせてどのように空気の経路を考え、施工するかにあります。例えば、外壁が垂直になったまま終わった場合は、空気を排出できる専用のカバーを考える必要も出てきます。さらに、単なるバルコニーの手すり壁のような内部結露の可能性のすくない部分にまで行うかどうかは、設計者や建築主の判断となります。